子供
子育ての悩み
子供の非行
私の
子供
が入学した中学校では、「校内暴力」、「職員への暴行」、「授業拒否」、「器物の破壊」と「問題行動を起こす生徒たち」がいて一時 学校は騒然としていました。
「親に心配をかけまい、友達のことをかばいたい」との思いがある
子供
たちはこのことを、家庭では話そうとせず、
どうしようもないいらだちを家庭にぶつけることになっていたことを後で知りました。
先生方の「SOS」によって私たち父兄は初めて現状を知り、 「
子供
の学校生活を守る」ために活動を始めました。
その時勉強したことを ここでお知らせします。
その時の経験からお話しますとその様な問題行動を起こす生徒には 3通りのパターンがあったように思います。
@ 他人からの影響力や思春期特有の反抗による行動
A 家庭環境や家族の問題に起因した行動
B 病的なことが関与していると思われる行動
@は比較的解決は容易で、Aは本人の強さ、家族以外の人達の助けで解決への道が示されましたが、
Bは専門家による指導が必要だと思いました。
問題行動をとる子供を一概に不真面目、反抗的、落ち着きがない、根気がないと片付けることが、どんなに危険なことかも知りましたし、
ある、病気が関与しているのではないかということを認めたくない 母親の姿も見ました。
結果的に「問題行動を起こしていた生徒」の中心が3人であり、2グループになっていることがわかりその子供や家族たちと話し合い、
他の子供たちの「自分の学校は自分たちで元に戻す」との自浄努力で解決し、
その生徒達の卒業式は、先生も父兄もそして子供達も涙を流すとても感動的なものとなりました。
思春期の問題点
人は、「親の愛情を期待し、親のために行動する時期」から、「自分自身にとって必要な行動をとる時期」へと段階を経ます。
しかし問題行動を起こす子供は、身体的には大人でも、精神的には、絶望的に愛情依存の段階に留まっています。
その上、態度の面では、誰にも頼らないという態度をとりつづけるという矛盾をもっています。
非行者のおいたち
@
子供のころ親に裏切られたと思い込んでいる子供
は愛してほしい、甘えたいと思う気持ちが素直 に表せず
親の愛情を何歳になっても求めようとする気持ちが「問題行動」という形になり関心を引こうとします。
A子供の頃
溺愛された子供は「がまん」という自己規制の能力が劣り
、思春期の自由奔放さに自分自身が困惑し、
あわてて規制や処罰で対応する大人たちに反発することになります。
B一般的に人は自分の親と同一化し、自己像を作ります。
しかし、道徳的に厳しすぎる親 は子に過大な期待をし、子供は努力しますが
これ以上不可能という段階 で、すべてを放棄します。
親はさらに厳しく、時には、愛を与えないという形で処罰したりすることになり、
子供は親の期待する人間像とは正反対の人間をモデルにして成長し、
親に復讐することになります。
C気持ちの弱い従順な模範生が人生の障壁を飛び越えることに失敗すると、
それをきっかけにパニックを起こし そのような自分をつくりあげた親をうらみ 反逆し
家庭内暴力へと向かいます。
D人は、周囲の重要な人物の自分に対する評価をとり入れて、自己像を作りますが、
親や教師によって、
「不良少年」と評価された子供
は、そのような自己規定をしてしまい、
それにしたがった行動をとってしまうことになります。
E模範生としての自己が強化されればされるほど、
真実の自己 (欲望をもった本能衝動)は抑えつけられてしまいます。
しかし、ながく自己を偽っては生きていけない子供は 自分みずから模範生としての自己に反抗するために、
欲望をともなった衝動的行動を起こしてしまいます。
F極めて道徳的で、要求水準の高い子供は失敗をした自分を許せません。
また、親も、失敗した自分を拒否するにちがいないと思い(実際、自殺少年の親の要求水準は高いそうです)、
親への復讐として
自殺という道をえらんでしまうことがあります。
解決への道
子供達に対して「自分の行動が逸脱している」ことを説教したり処罰してもはじまりません。
子供達のその突飛な行動も、彼らをうけとめて話をするとその行動の背景に合理的理由が存在していることがわかります
。
ただ このことを聞き出すまでには、専門的手法が必要ですので専門家にまかせたほうがよいでしょう。
母親自身、親の愛情を期待する時期(幼児期)に満たされていないという葛藤があると、自分の子供を愛することができず、
また適切な制限を科すことができなくなってしまうそうです。
非行は、愛情のある親(特に母親)によって育てられなかったことにあり、親は当初ほとんどその「共犯性」に気づくことがないということです。
幼少期にある非行児の治療では、親の治療が主になりますが、思春期以降になると、
子供は、徐々に親から独立するので、そのような愛のない親を、
時間をかけて、改善するよりも子供を親から独立させ、自己の境遇を受容させることを主眼にするそうです。
愛情や承認という土台がなければ、人はみずからの衝動をコントロールしたりそれを訓練する機会を失ってしまうことになります。
問題を起こす子供達は、親からの愛を充分に受けなかったために、 何才になっても、親の愛を求めています。
ただ表面的には求めていないふりをするだけです。
子供の非行、問題とは それをなんとか解決したい願う親の方に原因の多くが 隠されているというなんとも皮肉なことなんです。
子供が人生を歩み出す上で一番大切なのは、おかあさんの正しい愛情表現なんです。
もちろん父親にも 父親なりの役割、時には嫌われ役にならなければならない大切な役目があります。
どうですか? 今からでも子供を抱きしめてみましょうよ。
ふがいなかったことをあやまり、本当に愛していることを伝えましょう。
泣きながら魂の言葉をぶつけられた子供の心が揺れ動かないわけがありません。
あなたと一緒なら立直れないはずがありません。
揺れ動かないのは、あなたの魂の叫びがたりないから、子供が揺れ動く心を隠そうとするのは、あなたの本心を見極めようとしているから。
きっとわかってくれます、あなたの子供はずっと前からあなたの愛情だけを待っていたのですから。
私の場合、離婚が原因で 子供達は母親から受けた愛情の記憶がほとんどありません。
学校の問題について勉強をしているうちに「自分の子供達は?」と気になったこともありますが、
苦労して一人で育てていた幼児期に子供たちの行く末を考え、無事に育てと寝ている頭をなでていたことを子供達も覚えてくれていました。
また私自身も母の深い愛情を得た記憶があり、その母の愛情は現在 私の子供達にも注がれており
今後もこの子達が問題行動を起こすことはないだろうと思いました。
最後に非行は良いことである。 非行とは症状であり、
病理的な家族関係や人格形成の歪を知らせる危険信号である。
原因となっている問題が未解決であれば、非行は再度出現するに違いない。
非行はわれわれに、問題の所在を教えてくれるものであり、有益であり、よいことである。
一番怖いのは、「とってもいい子」、「目立たないが普通の子」と言われる子供が、突然凶悪事件を起こしてしまうことです。
子供たちが豹変してしまうのには、必ず要因があります。
もう一度上記「非行者のおいたち」を確認して下さい。
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