趣味
趣味による癒し
趣味
を持つということは、「心の健康」を考える上で最も有効な方法ではないでしょうか。
心を病んだ人が行う治療のひとつとして「作業療法」と言うものが
ありますが、
趣味
を持ってそれを行うこと自
体
「作業療法」と
いえるのではないでしょうか。
「作業療法」とは手工芸や園芸、レクリエーションなどの手段を用いて
精神科患者の健康な部分に働きかけることで、
日常生活、職場復帰に対する訓練も含んだ治療方法のことです。
「なにもしないで寝てばかりいる状態」を是正し「病的思考の変化」、
「勤労意欲の増進」、「生活秩序の維持」を目標としています。
また、趣味は老後の「第二の人生」と言われる期間を
明るく健康的におくる為にはなくてはならないものだと思います。
実は亡くなった私の父は「仕事が趣味」と言うような人でしたから
あまり私たち子供と遊ぶようなこともなく日曜日も仕事に出かけて行きました。
わき目も振らず一心に家族のため働いていた父の唯一の楽しみが「お酒」でしたが、
退職して自分の時間が有り余るようになってからは、こちらが誘って外に連れ出す以外は、
別にすることも見つからないようで昼間からお酒を飲んでいる日々が晩年続きました。
そのような父を見て「趣味を持っておくことがなんと重要なことか」、
日本の高度成長期を支えてきた父と同じ年代の人たちは
どうなっているのだろうと考えたことがありました。
現代のおとうさんや、おかあさん方にはそんな人も少なくなっているでしょうし、
若者にはたくさんの「趣味」があり、考えるほどの問題ではないのかもしれません。
ただ自分のこととはいえ漠然としている人も結構多いかもしれません。
たとえば「あなたの趣味はなんですか?」と聞いて
「ドライブです」と答える人は、
本当にそれを自分の「趣味」と言える領域にまであるのか疑問に思ってないでしょうか?
そんな人がもし行き先で「写真」を撮ってファイリングしていったとすれば
たくさんの写真が集まり 「いい写真が撮れた」「これは今一」などと評価し
「次はどこに行こうか」、「何を撮ろうか」と思案するようになるでしょう。
立ち寄った本屋で写真の本を見て、少し写真の構図を勉強してみて・・・・と奥深くに進んでいきます。
そうすれば、その人の趣味はりっぱに「ドライブ」と「写真」ということになります。
しかも忙しくて時間の取れない時でもその「写真」を見ているだけで、「思い出」がよみがえり
「次の休みには・・・」と意欲がかきたてられ生活に張りをもたらしてくれることになります。
この様に「趣味」はその奥深さに立ち入ることで
「趣味による効能」が初めて得られるように思います。
また 趣味で知り合いになる人には仕事をぬきにした利害関係のない人もいますから
長いお付き合いができたり、同じ価値感を持つ気心の知れた友人となったりします。
それは晩年も「社会性」を保つこととなり老後の生活を有意義なものにしてくれそうです。
「趣味は?」と聞かれ「仕事です。」、「無趣味です。」などと言ったり、
「趣味」を遊び人のすることと考えたり、
「ご趣味は?」と異性に聞かれた時
かっこよく返答する為の道具として考える人のなんとおろかなことか。
「趣味」があなたの人生を健康的なものにし、
豊かに、明るく、張りのあるものに彩りをつけてくれることを考えて
もし「趣味」と言えるものがない人は、何でもいいですから何か始めてみませんか。
人間として生きている以上、だれでもなんらかの「悩み」をもつことになりますが、
「心のバランスを崩、常に悩んでいる」ことが最大悪癖だと思います。
少しの時間でもそのことを忘れる、好きなことに熱中する。
それが「心のバランス」を保つ最も簡単な方法だと思います。
その意味でも「趣味」はとても貴重なものなんです。
今やりたいことと、将来も出来る事は違うでしょうし、
考えてみると「あれや、これや」やってみたいことが結構たくさんあるなどということもあるかもしれませんが、
大切なことは、「自分で時間を作り、それを自分で演出する習慣」を持つことだと思いますので
とりあえずなにかひとつ始めてみませんか?。
それができれば自然と趣味は広がり、
その時に応じて趣味の内容も変化してくるのではないでしょうか。
その時あなたは、とても多趣味の人になっているかもしれませんネ
。
悩み相談 地蔵相談所
Copyright (C) All Rights Reserved
趣味の癒し